10年目のヨーロッパ周遊記

2009年の留学以来のフランス語学遊学。フランスの前にフィンランド、ロンドンにも滞在しました。旅はすべて滞りなく楽しいことばかり!少しの心残りもありながら無事日本に戻ってきました。

一度きりと川の向こう

0921(土)

筋トレのつもりで日記を書こう。

 

昼から母とコンサート。

グリーグのピアノ協奏曲1番1楽章とラフマニノフ交響曲2番第3楽章が非常に良かった。

ピアニストの田部京子さんも素晴らしい。品と知性と誠実さが滲み出る演奏だった。

 

プロとアマの違いは?と問われれば、感覚的な話だがプロはあちら側に一線超えているのだ。

学生の頃からそう思っていた。プロの演奏は何かを越えている。

 

 

その後Nっちゃんと待ち合わせしカフェへ。

ヨーロッパ旅行の報告とコンサートに来てくれたお礼を。

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話すことはまとまってないが、今頭の中にあることが勝手に口から駄々漏れてくる。

 

Nっちゃんの価値観にはいつも驚かされるのだが、私はフランス生活の中で日本の生活にはない幸福感を味わっていたのだが、Nっちゃんは常日頃その感覚があるのだそう。

旅行中、異国だから、フランスだから、日本じゃないから、私は幸せだと感じていて、しかも日本にいる人々に「わたしだけ幸せで申し訳ないなー」と思っていた。

ひとはどこにいても幸せは感じられるのだ。

 

そんな話から、Nっちゃんは私のスペイン行きを推してきた。

スペイン人Dのこともあってのことだけど、Dの写真を見て「一度壊されたほうが良い」

そして「もっと向こう側へ行ったほうが良い(だったかな?)」と。

ちいさい脱皮をせっせと続けてきたが、まだまだ私の中のマグマが噴出していないかのことをNっちゃん改めN師匠はおっしゃった。自分でもたまに感じることがあったが決定的なチャンスがなかったのかもしれない。

それが、この度の旅行とDに恋したことで爆発するきっかけが来たともいえる。

 

Dの連絡先を聞き損ねるという一大チャンスを取り損なって来たわけだけど、だからこそ思いがこんなにも積もってマグマが煮えたぎっているのだ。

 

恋して本能が目覚めてしまった(笑)

一度きり。

私は恋に落ちた翌日、隣の席に座った時「アドレスは明日聞けば良い」と思ったのだ。

明日が来ても隣に座れるかなんて確証も無いのに一度きりのチャンスをフイにしてしまった。

ポジティブに考えれば、連絡が取れない悶々とした日々をチャンスに変えなければならない。

 

 

川の向こうへ行くか行かないか・・・

 

 

あ、海の向こうか。